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できれば劣等感を感じずに生活したいと思っている人はたくさんいることでしょう。
しかし、劣等感もうまく利用すれば前述したようにプラスに転ずることもできるのです。
では、どのようにすれば劣等感とうまく付き合うことができるのでしょうか。
生まれ育った環境が劣等感を生み出す
劣等感は生まれつき持っているのではなく、生まれ育つ環境によって生じるものです。
ルックス、性格、学歴などなど、すべての劣等感は環境によって作られるものなのです。
「ルックスや性格は生まれ持ってきたものじゃないか」
そういう人もいるかもしれませんが、それらが人より劣っていると判断するのは生まれ育った環境なのです。
ですから逆に言えば誰もが劣等感を抱く可能性があり、とりわけ優れた人ほどコンプレックスを感じやすい傾向が見られるのです。
なぜなら、優れた人は「完璧主義」になりやすく、また完璧を求めるがために自分自身に満足できず劣等感を持ちやすいからなのです。
向上心を起こすマイナスをプラスへ
けれども、その考えを逆手にとれば劣等感とうまく付き合えるどころか成長し進歩することができます。
劣等感があるからこそ、人間はそれを克服するための努力を行ない成長できるのです。
問題なのは、劣等感を抱いているだけで克服するための行動を起こさないことです。
また、向上心を持たない人はコンプレックスさえ感じることはないのです。
そう考えれば、劣等感=マイナスではなくなるはずでしょう。
自分を見つめ技術や特技を掴み取る
男性が持ちやすい劣等感として、学歴や出世が遅い、収入が低いといった仕事や能力に関するものや、身長が低い、太っている、ルックスがよくないといった身体的や外見に関するものが挙げられます。
女性の場合は、男性と同様に太っているとかルックスがよくないなどの外見的なことのほか、自分より若い人に対しての年齢や結婚していないことといった特有のコンプレックスが見られます。
しかし、これらへの対処法はいくらでもあります。
たとえば、太っているならダイエットをするとか、ルックスがよくない場合は女性ならお化粧やファッションでよく見せる、男性なら性格でカバーするといったことです。
仕事や能力ならば、何か技術や特技を身につけてみるといった具合です。
前述したように、劣等感を抱いていながらそれに対して何も対策を講じないのが問題なのです。
コンプレックスは、自分を見つめなおし成長させてくれるいい味方だと考えましょう。